こんにちは、とーとです。
今回は、勇者の大活躍したエピソードをご紹介したいと思います。
勇者といってもロトゼタシアの亡国の王子ではありません笑
私が、勇者と称えられたエピソードです。
私は、妻がいなくても問題ないくらい家事は一通りできるのですが、本当に普段からやっていて良かったなと思える出来事でした。
備えあれば憂いなしです。
エピソード概要
妻の病気療養の為、当時0歳8ヶ月の長男と3日間2人きりで過ごす事になりました。
妻が頑張って粉ミルクに頼らず母乳で育てていた為、母乳無しで3日間どうやって長男を守り抜いたのか!?
妻の体調不良
ある年の1月中旬、妻が高熱を出しました。病院で診てもらった結果、『水疱瘡』でした。
水疱瘡は感染力が強く、また赤ちゃんは感染しやすく命に関わる合併症を引き起こす危険もある為、妻と当時生後8ヶ月の長男とは隔離して療養する事になりました。
幸いなことに妻の実家が車で20分のところにある為、妻と長男はそちらの中で隔離して療養することになりました。普段からよく通っているので、長男もある程度慣れているはずです。
私はプチ独身生活です。
元々一人暮らしが長かったので私の生活には不安はありませんでしたが、実家で療養することになった妻と長男には大きな懸念点がありました。
それが、
- 水疱瘡が長男に感染ると大変だから妻とは隔離して生活をする。
- ほとんど母乳育児できた為、哺乳瓶を受け付けてくれない。
この2点でした。
特に哺乳瓶を受け付けてくれない事が致命的で、どうやって水分補給するかが最大のポイントでした。
隔離生活スタート
このような状況で隔離生活がスタート。月曜日に発症したので、仕事帰りに様子を見に妻の実家に顔を出しに行きという1週間が始まりました。初日は39℃以上の高熱で大変そうです。
10日ほど実家で療養するという事で、家の状況と長男の確認をして帰りました。
長男はやはり哺乳瓶を一切受け付けないようで、妻のお母さんが離乳食をお湯で伸ばしたりみかんやリンゴを食べさせたりしながらなんとか頑張ってくれているとの事でした。
それから毎日仕事が終わってから少し妻の顔を見に行ってから家に帰る日々を過ごしていました。
4日目の木曜日に仕事帰りに妻の顔を見に行った時に、
「週末は長男を家に連れて帰ってあげてくれないか?」
と言われました。やはり、水分を上手く取れていないので肌が乾燥したり便秘になったりと少し弱ってきているようです。そして何より、代わりに見てくれているお母さんもかなりへばってきているという事でした。
私も、週末ぐらいは家に連れて帰ってあげた方がいいのかなと思っていたので、翌日の20時ごろに迎えに来る事にしました。
ただ、過去に半日1人で面倒を見ていたり長男と2人で出掛けてたりしたことはあったのですが、1日となると流石に未経験です。夜の寝かし付けにチャレンジした事もありましたが、大泣きしてダメでした。この時点でできる育児は、
- オムツ交換・・・普段からやっているので問題なし。長男と2人でお出掛け中にトイレで交換した事もあるし大丈夫。
- お風呂・・・入浴と体拭きを妻と手分けしているから1人ではどうかわからないけど、まあなんとかなるだろう。
- 離乳食・・・手作りはした事ないけど、市販のものがあるから大丈夫だろう。
- ミルク・・・あげた事はあるけど、そもそも飲むのだろうか。
- 寝かし付け・・・以前失敗した。これは未知数で不安だな。
- 授乳・・・出ません!!ミルクがダメだったら大ピンチ!!
果たして週末の3日間を2人で無事に過ごす事ができるのか?
しかも哺乳瓶を受け付けないという大問題もあります。
不安だらけの中、翌日迎えに行きました。
長男との2人きりの生活
当日、仕事が終わってから一度家に帰り営業車からベビーシート付きの自家用車に乗り換えて長男を迎えに行きました。妻から現在の状況と週末の長男の離乳食の内容を確認し、妻のお母さんからも状況を確認して長男を引き取りました。
隔離生活が始まってからは、長男が家に帰りたがってはいけないと思い顔を合わせていなかったので5日ぶりの再会です。長男も妻にも私にも会っていなかったので、私の顔を見てホッとしたのか泣きもせず落ち着いた状態で家に帰りました。
さてここからが試練です。まず粉ミルクでも赤ちゃん用のジュースでも何でもいいから哺乳瓶で飲んでくれるだろうか?この5日間は一応哺乳瓶に口をつけてくれるけど、すぐに嫌がって全然飲んでくれないと聞いています。妻からは、私がミルクをあげることでちょっとでも飲んでくれたらいいけどとは言われましたが、やはり心配です。
家に着いてから、まず一緒にお風呂に入ってからミルクをあげてみる事にしました。妻からは、ほとんど捨てる事になるかもしれないが、取り敢えず試しに50mlあげてみてほしいと言われていました。
哺乳瓶チャレンジスタート!!
お湯を沸かし、哺乳瓶に50ml分の粉ミルクを入れ、熱いのを我慢しながら沸騰したお湯を少しずつ入れて溶かしていき、50mlになったところで蓋をして水道水を当てながら自分の肌に当てても温かいと思うくらいの熱すぎない温度に調整し、膝の上に長男を横向きに抱きかかえて哺乳瓶を口につけてみました。
・・・・・・・
・・・・ん?飲んでる?
少し哺乳瓶を引っ張ってみましたが離しません。
少し飲んでるみたい。でも向こうでも少しは飲んでいたみたいだし、このまま飲んでくれるのかな?
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・あれ?空っぽ?
全部飲んでくれたようです!!こぼした様子も無く、しっかりと飲み干してくれました!!
早速妻にLINEで報告。
ミルク全部飲み干したよ!!
えっ、ホントに!?
一気飲みしてた笑
もう50mlあげてみる?
飲みそうならあげてみて!
再度50mlのミルクを作りあげてみることに。
・・・・・
・・・・・
(ごちそうさま)
あっさりと飲み干しました。
何だか聞いていた話と全然違うけど、取り敢えず一安心。
妻に報告しました。
おかわりもあっさりと飲み干しました笑
よかった〜
飲んでくれて本当に良かった
あまりにもあっさり飲んだからお母さんが拗ねています笑
なんとか無事に水分補給問題は解決しました。
縦抱きで上手にゲップもしてくれてミッションコンプリートです。
次は寝かし付けです。
日頃妻からは、3時間ゆっくり寝られないと言われていました。
2時間もしないうちに起きて泣くから、抱っこして母乳をあげて寝たところをそっと布団に下ろすと背中スイッチでまた起きて泣かれて・・・を繰り返していると言われています。
まず寝るかな?途中で起きたらどうすれば??
とりあえずミルクを飲んでくれるようになったので、沸騰したお湯を水筒に入れて哺乳瓶の中に50ml分の粉ミルクをセットした状態で寝る事にしました。
寝かし付けチャレンジスタート!!
寝かし付けの方法は、横向きに抱っこして軽く揺らしていたら寝付いてくれたのでそのまま私の腕ごと布団に乗せて少し様子を見て、起きないようだったのでそっと腕を抜いて見ていました。
・・・・・・
起きません。
寝かし付け成功です!!
緊張から解放されて、どっと疲れが出ました。
妻に寝かし付け成功の報告をして、コーラで晩酌をして寝る事にしました。
果たして、何時間寝てくれるのだろうか。
少しでも長い時間寝ついてくれることを期待しながら私も寝ました。
・・・・・・
・・・・・・
・・・オギャー!!
泣き声に目が覚めました。
起きたか、どれくらい寝ただろう?
時計を見るとなんと4時間も寝てくれていました。
「とーとに気を使って長い時間寝てくれたのか。なんていい子なんだ」
スタバイしていたミルクを作って飲ませ、後片付けをして布団に戻るとすやすやと眠っていました。
その寝顔を見て私も寝ました。
オギャー!!
長男の泣き声で目が覚めました。
部屋が明るいです。
時計を見ると、あれからまた4時間近く寝てくれた様です。
ゆっくりと寝てくれて良かった。
オムツを交換して、ミルクを飲ませてから妻に夜の状況を報告しました。
昨日4時間寝てくれたよ。
えっ、そんなに?
最長記録!
不安材料だったミルクと寝かし付けをクリアでき、大きなトラブルも無く週末を過ごせました。
2日は5時間も寝てくれるという大サービスっぷり笑
やはり長男も慣れない環境で疲れていたのでしょう。
2人りきり生活終了、その後
無事に週末を乗り切り、日曜日の夜に妻の実家に長男を預けに行きました。
妻もだいぶ楽になった様で、明日の診察次第では授乳を再開してもいいのでは?(希望)
と言っていました。
妻に週末の報告をしました。その際に、
この3日間面倒見て何が一番大変だった?
(心配だったミルクと寝かし付けが問題なかったし他は普段からやってるし・・・)
いや、悪いんだけど何も困らなかったから特には・・・。自分の時間が無いのが一番大変だったかな?
じゃあ帰ってからは夜は長男を任せて1人でゆっくり寝ようかな
無事に乗り切れたからできた会話でした。
後日談
月曜日に病院行った妻は、めでたく授乳の許可が降りました。
1週間ぶりに長男に会える事になり涙の再会を果たしたそうですが、長男の反応は、
「あっ、どうも」
ぐらいの軽い反応だったそうです。笑
子どもって強いですね。
私は週末の出来事を取引先の同世代の方に語ったところ
”勇者”
と称えられました笑
今回の経験から感じた事
今回の経験から感じた事は、やはり普段から少しでも実際に子どもの世話をしていてよかったという
事と、一日中ずっと子どもの世話をしている妻は本当に凄いし息をつく暇もなく大変だなという事でした。
この経験があったから、私も休みの日はできる限り子どもを外に連れ出して妻の自分の時間を確保できる様にしていますし、1人で出掛けたいならいつでも好きに行ってくれて構わないと常に声をかけています。
また、新型コロナウイルスの影響でいつ同じように隔離生活を強いられるかわかりませんので、日頃から家の中の最低限の事は自分でもできる様にしておく必要があると思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。ほとんど私の武勇伝を語りたいだけの記事になってしまいましたが、少しでも皆さんの役に立てたら嬉しいです。
では、また。
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