こんにちは、とーとです。
突然ですが、病院には行きますか?
「風邪を引いたくらいでは病院には行かないよ」
「歯医者や眼科は定期的に行ってるかな?」
「去年病気で何日か入院したな」
色々な方がいると思います。
私の周りでも
特に40歳前後になると
「体調不良で病院で検査した」
「来月手術を受けます」
こんな話が増えてきます。
歳を取ってくると体にガタが来るので
ある程度はしかたない事ですね。
入院したり通院が長引くと
医療費も結構な金額になりますが
医療費控除は利用していますか?
年間で10万円を超えてくると
税金が安くなる制度です。
私も定期的に病院に掛かっているので
家族の分も含めて毎年申請しています。
節税という形である程度返ってくるのは
ありがたいですね。
体の不調は放っておくと後で
大変な事になる可能性があります。
そうならない為にも早めに病院に行くべきですが
病院に行かない人の中には
お金が掛かるから行かないという人も
中にはいると思います。
医療費控除を利用すると費用の面では
病院に行きやすくなると思います。
人生を楽しく過ごす為には
何よりも健康第一ですよね!
今回は医療費控除について解説したいと思います。
最近新設されたセルフメディケーション税制についても
併せて解説したいと思います。
この記事を見れば、こんな事がわかります。
- 医療費控除とは
- セルフメディケーション税制って何
- 申請の方法は
ではいきましょう。
医療費控除とは

まずは医療費控除とは何かと言いますと
その年に支払った医療費が10万円を超えた場合
超えた部分を所得控除する制度です。
保険金などが降りた場合は
支払った金額と受け取った保険金を差し引いた金額で
10万円を超えた部分です。
その年の1月1日から12月31日までの間に自己又は自己と生計を一にする配偶者や
国税庁ホームページより引用
その他の親族のために医療費を支払った場合において、
その支払った医療費が一定額を超えるときは、
その医療費の額を基に計算される金額の所得控除を受けることができます。
これを医療費控除といいます。
自分の分だけではなく、
家族の分も合わせて申請できるという事です。
怪我や病気などで
家族に高額な医療費が掛かった場合や
定期的に通院している場合
10万円を超える可能性があります。
一度どれくらい掛かっているか調べてみましょう。
セルフメディケーション税制とは

続いてセルフメディケーション税制について解説します。
こちらは最近できた制度です。
平成29年1月1日から
令和8年12月31日の間で
スイッチOTS医薬品という
対象の市販薬の購入が
1年間で1万2千円を超えた場合に
超えた部分を所得控除できる制度です。
(限度額8万8千円)
平成29年1月1日から令和8年12月31日までの間に、
国税庁ホームページより引用
自己又は自己と生計を一にする配偶者やその他の親族の特定一般用医薬品等購入費を支払った場合において、
自己がその年中に健康の保持増進及び疾病の予防への取組として一定の健康診査や予防接種などを行っているときは、
通常の医療費控除との選択により、その年中の特定一般用医薬品等購入費の合計額
(保険金等により補填される部分の金額を除きます。)のうち、
1万2千円を超える部分の金額(8万8千円を限度)を控除額とするセルフメディケーション税制
(特定一般用医薬品等購入費を支払った場合の医療費控除の特例)
の適用を受けることができます。
適用を受けるには定期健診や
予防接種を受けている必要があるので
証明書などは失くさずに取っておきましょう。
風邪などの体調不良の場合、
病院へは行かず市販薬で
なんとかする人も多いと思います。
スイッチOTS対象品を買っておけば
セルフメディケーション税制を
利用できるかもしれません。

ちなみにスイッチOTS対象品には
右のマークが付いているので
市販薬を買う際には意識してみてみてください。
注意点が一つあり
医療費控除と
セルフメディーション税制は
併用できません。
どちらか控除額の多い方を申請しましょう。
申請の方法

では次に申請方法を解説します。
医療費控除、セルフメディケーション税制共に
サラリーマンの年末調整では申告できません。
自身で税務署に申告する必要があります。
住宅ローン控除の申請など確定申告が必要な方は
医療費控除も同時に申請しましょう。
確定申告が不要な方は
還付申告と言って払い過ぎた税金を取り戻す
申告があるのでこちらで申告しましょう。
申請時期や対象期間に違いがあります。
確定申告
- 毎年2月16日〜3月15日の間
- 前年分が対象
還付申告
- 申請はいつでもできる
- 過去5年分が対象
(計算は1年ずつ)
この様になっています。
特に確定申告が無い方は
思い出した時にでも
まとめて申請してみてもいいかもしれません。

申請には
確定申告書と医療費控除の明細書が必要です。
セルフメディケーション税制の場合、
明細書と共に健康診断などを
証明する書類が必要です。
(領収書や結果通知書など)
必要書類の作成、申請方法は
- 税務署や地域の確定申告会場で
作成、申請する - 必要書類を自身で作成し郵送する
- WEBで作成、申請する
(e-tax)
上記3つになります。
必要書類はWEBでダウンロードできるので
自身で作成して郵送してもいいですが、
初めての方は、税務署などで
係の人に教えてもらいながらがいいと思います。
慣れてくれば、e-taxで自宅からでも申請可能です。
国税庁ホームページの
から作成すると自動で計算してくれるので楽です。
必要な書類は領収書や源泉徴収票、
マイナンバーカードなどです。
領収書は提出は不要ですが、
5年間保管しないといけません。
まとめ
医療費控除について解説しました。
医療費は健康に暮らすために
必要な出費です。
大きな怪我や病気の場合、
高額な出費になりがちなので、
しっかりと理解して制度を有効活用しましょう。
最後までお付き合いいただき、
ありがとうございました。
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発信していける様に頑張ります。
では、また。
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