こんにちは!
みなさん、
預貯金はしていますか?
きっとほとんどの人が、
預貯金をしていると思います。
では、
いくつか役割があるのは
考えた事はありますか?
預貯金は本来
短期的な役割と、
長期的な役割があります。

例えば、
短期的な意味では、
日々の生活費やカード払いなどの引き落とし
急な入院や冠婚葬祭などの緊急用
少し先の意味では、
数ヶ月〜1年後の旅行用
などが考えられます。
長期的な意味では、
15年〜20年後の教育資金や
老後の生活費の備え
などがあります。

そして、ほとんどの人が、
この長期的な蓄えを、
効率よく行えていない現状です。
様々な理由があると思います。
インフレによる出費の増加
上がらない収入
そして金融リテラシーの低さ
これらが複合的に絡み合って
今の日本の資産状況になっています。
今回は預貯金の捉え方について考えていきましょう。
預金と貯金について

まずは預金と貯金の違いについて
考えていきましょう。
預金とは、
銀行や信用金庫、
信用組合や労働金庫に預けることです。
貯金とは、
郵便局やJAに預けることです。
つまり預ける金融機関によって
呼び方が異なるわけですね。
ただ実際の意味としては、
大きな違いはありません。
ちなみに語源としては、
預金は、
明治時代に銀行に企業がお金を預けた
のが始まりだそうです。
貯金は、同じく明治時代に
郵便局に庶民がお金を貯めるために預けた
のが始まりだそうです。
預貯金の役割

次に預貯金の役割について
考えていきましょう。
まず預貯金の始まりは明治時代
と書きましたが、
「いざという時のためにお金を貯めておこう」
というのが最初の話だったようです。
これは今でも同じですね。
じゃあ
いざという時っていつの話?
こう言われると難しいですよね。
友達の結婚式で、
予定外で急に出費がかさんだ
これもいざという時だと思います。
大学の入学費用を準備しないと
これもいざという時ですね。

つまりいざという時にも、
突発的なことも含めた近い将来と
ある程度時期が決まっている遠い将来という
大きく分けて2種類の時間軸があります。
この時間軸によって、
預貯金の金額や方法が変わってきます。
なので、預貯金をする際には
どの時間軸の預貯金をしているのかを
明確に分ける必要があります。
貯金と預金の現在

預貯金の時間軸と役割について
理解できたかと思います。
では実際のところはどうでしょうか?
「毎月3万円」
などのように金額を決めて
銀行口座に入れている人も
多いと思います。
でも、
時間軸ががごっちゃになっている
人も多いのではないでしょうか?
例えば、
将来のために(目的はあやふや)
毎月5万円残しておこう。
↓
旅行や友達の結婚式、
急な入院などでお金が必要になった
↓
毎月5万円の貯蓄から使おう
このパターンは多いと思います。
かく言う僕自身もこのパターンでした。
思った程貯まらないですよね。

理想的なパターンは、
目的と金額目標を決める
↓
毎月の金額を決める
↓
さらにその中で
目的に応じて配分を決める
↓
資産形成の優先順位を決める
この流れになります。
優先順位とは
どう言うことかというと
老後資金、教育資金、
緊急用、旅行用etc
などを
どれから作っていくかです。

時間管理のマトリックスを資産に置き換えて
整理してみてもいいかもしれませんね。
簡単に説明すると
重要か重要でないか
緊急か緊急でないか
これを元に判断します
例えば
緊急用=重要かつ緊急
老後資金=重要だが緊急ではない
こんな感じです。
これによって貯蓄をする際の
優先順位が決まってきます。
基本的には、
最優先で緊急用を
作ることをお勧めします。
備えあれば憂いなし
ということで、
緊急用を先に作り、
安心して老後資金や教育資金、
旅行資金を作っていくのがいいですね。
貯金と手段

では最後に、
貯金という手段
について考えてみましょう。
貯金も資産を作っていく上での、
1つの手段です。
日本のインフレは
記事作成時の2025年7月で
年間約2~3%前後
で推移しています。
(参考記事より)
対して、
銀行の金利は
おおよそ0.5%ほど。
これが何を意味するかと言いますと、
銀行に預けておくと
マイナス約2.5%になる
ということです。

要するに
お金の価値が下がる
ということです。
例)
10,000円の商品が
インフレ率3%で10,300円
10,000円を銀行に預けて
金利0.5%で10,050円
銀行の方が
250円マイナスということになります。
当然ながら
金額が大きくなるほど
差も大きくなりますし、
価値が下がる期間が
長くなるほど、
マイナスの積み重ねで
どんどん差が広がります。
金融先進国などの海外では、
貯金も一つの投資商品や運用手段として
考えられています。
つまり貯金とは、
金額は基本的に保証されて、
利率が低い超ローリスクローリターン
の金融商品とも言えます。
ただし、
貯金は現金化のスピードや
(ATMから引き出すだけ)
現金化の際のコスト面
(手数料210円など、無料も多い)
などメリットも多くあります。
貯蓄の効率を考えた時に、
すぐに使う可能性のあるお金は貯金(短期)
将来の貯蓄は投資商品(長期)
という風に分けて考えるのがお勧めです。
まとめ
今回は預貯金についてと
貯蓄の手段の考え方について
解説しました。
僕の記事でよく出ますが、
目的と目標を決めると
それに見合った手段が
わかってきます。
そして預貯金も
立派な貯蓄の手段ですが、
特性やメリットデメリット
をきちんと理解することで、
より効率よく
貯蓄・資産形成が進んでいきますので、
ぜひこの機会に、
ご自身の貯金の状況を
見直してみてください。
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